この記事で分かること
息苦しさは本人にしか測れない
「大げさかも」と思っても、呼吸の違和感は大切な情報です。
息苦しさには標準のものさしがありません。少し階段を上っただけで苦しい人もいれば、肺や心臓の病気があっても強く自覚しない人もいます。だからこそ、「いつもの自分と違うか」が重要です。昨日までできた動作で息が上がる、横になると苦しい、眠っていて息苦しさで起きるなら、症状として扱ってよいサインです。

- 階段や家事など、普段の動作で息切れする
- 横になると苦しく、上体を起こすと楽になる
- 夜間に息苦しさで目が覚める
- 咳、発熱、胸痛、動悸、足のむくみが一緒にある
すぐ相談したい息苦しさ
会話、胸痛、色、意識の変化は、待つより相談が安全です。
息が苦しくて言葉が出ない、胸が締めつけられる、唇や顔色が悪い、急にぼんやりする、血を吐く、片足の痛みや腫れがある場合は、自己判断で様子を見ない方が安全です。日本では救急車を呼ぶか迷うときに #7119 を使える地域があります。
- 息が苦しく、単語でしか話せない
- 胸が重い、痛い、圧迫される
- 唇や皮膚の色が悪い、冷汗や混乱がある
- 血痰、片足の痛みやむくみ、強い動悸を伴う
「息ができない」は遠慮しない
息苦しさが急に強くなった、会話に支障がある、胸痛を伴う場合は、検索を続けるより救急相談を優先してください。
原因探しより「悪くなる場面」をメモする
呼吸器、心臓、貧血、感染、アレルギー、不安など、入口が多い症状です。
息苦しさは、喘息や肺炎などの呼吸器だけでなく、心臓、貧血、アレルギー、不安やパニックでも起こります。だから診察では、病名候補を並べるより、いつ始まり、何で悪くなり、何で楽になるかが大切です。SpO2を測れる場合は、数値と測定時の状態も一緒に残します。
- 始まり方: 突然か、徐々にか、何日前からか
- 悪化する場面: 運動、横になる、夜間、食後、冷気、会話
- セット症状: 咳、発熱、胸痛、動悸、むくみ、発疹
- 測定値: SpO2、脈拍、体温、血圧、使った薬
受診先に迷うなら内科からでもよい
呼吸器内科や循環器内科が候補になりますが、まずは近くの内科で整理し、必要に応じて紹介してもらう動き方も現実的です。
参考文献
全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate003.html
救急安心センター事業(#7119)ってナニ?
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html
Breathing difficulty
https://medlineplus.gov/ency/article/003075.htm
Shortness of breath
https://www.nhs.uk/symptoms/shortness-of-breath/