病気の基本病気の基本

花粉症とはどんな病気か。症状・市販薬・受診目安を整理する

花粉症は、免疫系が花粉を異物とみなして過剰反応するアレルギー疾患です。毎年決まった時期にくしゃみ・鼻水・目のかゆみが出る場合は、早めに対策をそろえておくと症状のピークをやわらげやすくなります。

公開日

2026年3月13日

更新日

2026年3月15日

読了目安

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参考文献

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この記事で分かること

花粉症は免疫系の過剰反応で起こり、季節によって症状が強く出ることが特徴です。
市販の抗ヒスタミン薬でも対処できますが、眠気の少ないタイプや点鼻薬・点眼薬の使い分けが重要です。
症状が強く日常生活に支障がある場合や、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)に興味があれば耳鼻咽喉科を受診します。
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花粉症の基本とよくある症状

発症のしくみを理解すると、薬の選び方の理由が分かりやすくなります。

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が体内に入ったとき、免疫系が「異物」と認識して過剰に反応するアレルギー性疾患です。主な症状はくしゃみ、水っぽい鼻水、鼻づまり、目のかゆみ・充血です。毎年同じ季節に繰り返す場合は花粉症の可能性が高く、アレルゲン検査(血液検査)で原因花粉を確認できます。

  • くしゃみが連続する、水様性の鼻水が出る
  • 鼻づまりで眠れない
  • 目がかゆい・充血する・まぶたが腫れる
  • 皮膚がかゆくなることもある(花粉皮膚炎)

例年より早く受診するのが得策

症状が出てからより、症状が出始める直前から薬を使い始めると効果が安定しやすいとされています。環境省の花粉飛散予測を参考に、例年の飛散開始1〜2週前に準備するのが実用的です。

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市販薬と処方薬の選び方

市販の第二世代抗ヒスタミン薬(セチリジン、ロラタジン、フェキソフェナジンなど)は眠気が出にくく、くしゃみ・鼻水・目のかゆみに効果があります。鼻づまりが強い場合は点鼻薬(ステロイド系)を組み合わせると効果的です。自己判断での長期連用は避け、症状が変わらない場合は医師・薬剤師に相談します。

  • くしゃみ・鼻水が主な症状: 経口の抗ヒスタミン薬
  • 鼻づまりが強い: 点鼻ステロイド薬を追加
  • 目のかゆみが強い: 抗アレルギー点眼薬
  • 複数の薬を組み合わせる前に薬剤師に確認する
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受診を考えるタイミング

市販薬で症状がコントロールできない、毎年症状が強くなっている、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)を検討したい場合は耳鼻咽喉科またはアレルギー科を受診します。受診前には、症状が出る時期・種類・市販薬の使用歴をメモしておくと診察が進みやすくなります。

花粉症と思って別の病気を見落とさない

発熱が高い、のどの強い痛みを伴う、症状が1週間以上改善しないなど、花粉症と思っていた症状が感染症と重なっている場合があります。違和感があれば受診時に伝えてください。

参考文献

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