この記事で分かること
性病で下腹部痛・不正出血が出ることはある
クラミジアや淋菌は、症状が軽くても検査対象になります。
厚生労働省の性器クラミジア感染症の解説では、女性は症状がほとんどないことがあり、初期はおりものや軽い下腹部痛程度、進行すると不正出血や性交時の痛みが出ることがあると案内されています。淋菌感染症でも女性はおりものや不正出血が手がかりになることがあります。
- 下腹部痛が続く、または性交後に痛みが出る
- 月経以外の時期に不正出血がある
- おりものが増える、色やにおいが変わる
- 新しいパートナー、または性感染症の心当たりがある
クラミジア・淋菌だけでなく骨盤内の炎症も考える
強い痛みや発熱があるときは、様子見より前倒しで相談します。
性感染症が子宮や卵管の方へ広がると、骨盤内炎症性疾患の評価が必要になることがあります。CDC の診療ガイドラインでも、骨盤内炎症性疾患では軽い症状や非特異的な症状が見逃されることがあり、下腹部痛、異常出血、性交時痛、おりものなどが手がかりになるとされています。
- 発熱を伴う下腹部痛がある
- 性交時痛や性交後の出血がある
- 痛みが右下腹部など片側に強い
- 吐き気、強いだるさ、歩きにくい痛みがある
強い痛み・発熱・妊娠の可能性は早めに
下腹部痛が強い、発熱がある、大量に出血する、妊娠の可能性がある場合は、性感染症かどうかに限らず早めに医療機関へ相談してください。
性病か不安な下腹部痛は何科?婦人科で伝えること
女性の下腹部痛と不正出血は、婦人科で相談しやすい症状です。
「性病 下腹部痛」「不正出血 性病」で不安なときは、婦人科や産婦人科で相談できます。受診時には、出血がいつからあるか、月経との関係、おりものの色や量、下腹部痛や発熱の有無、最後の性交時期を整理しておくと役立ちます。性感染症検査を希望していることも、そのまま伝えて構いません。

- 不正出血の時期と量
- おりものの色、量、においの変化
- 下腹部痛、発熱、性交時痛の有無
- 妊娠の可能性、最後の性交時期
- パートナーの症状や検査状況
パートナーの検査も話題にする
クラミジアなどは、本人だけ治療してもパートナーとの間で感染が行き来することがあります。検査や治療が必要か、医療機関で相談しましょう。
参考文献
性感染症
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
性器クラミジア感染症
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/chlamydia-std.html
淋菌感染症
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/gonorrhoea.html
Pelvic Inflammatory Disease (PID) - STI Treatment Guidelines
https://www.cdc.gov/std/treatment-guidelines/pid.htm
性感染症検査・相談マップ
https://www.stikensa.com/