この記事で分かること
突然の激しい頭痛は緊急サイン
普段の頭痛と違い、急にガツンと始まる頭痛や、人生で最悪と感じるほどの頭痛は、検索で済ませずに救急評価を考えるべき症状です。吐き気や嘔吐を伴うときでも、胃腸症状として片づけず、頭痛の始まり方を必ず確認します。
- 突然始まり数分以内にピークになる
- 今まで経験したことがない強さ
- 繰り返し吐いて水分が取れない
- 頭を動かすと強く悪化する
神経症状や発熱があるときの考え方
頭痛に加えて手足のしびれ、力が入らない、ろれつが回らない、見え方がおかしい、強い眠気があるときは、脳や神経の異常を含めて急いで評価する必要があります。発熱や首の硬さを伴う頭痛も、単なる肩こりや疲れと決めつけない方が安全です。
頭痛の強さより「いつもと違う」が重要
片頭痛の持病がある人でも、発症の仕方や症状の組み合わせが普段と違うなら、いつもの頭痛とみなさない方がよいです。
- ろれつが回らない、言葉が出にくい
- 片側のしびれや脱力
- 視界が欠ける、二重に見える
- 高熱や首の硬さを伴う
外来受診でよい場面でも記録しておきたいこと
緊急サインがなくても、頭痛の頻度やパターンが変わった、鎮痛薬を使う回数が増えた、横になると悪化するなどの変化は受診時に重要です。受診前には、始まった時刻、痛む場所、吐き気や発熱の有無、使った薬と効き方をまとめておくと役立ちます。
鎮痛薬の使いすぎにも注意
頻回に市販薬を使っている場合、頭痛そのものの評価に加えて、薬剤使用の状況も医師に伝えた方が原因の切り分けに役立ちます。
参考文献
Tension headache
https://medlineplus.gov/ency/article/000797.htm
全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate003.html
救急安心センター事業(#7119)ってナニ?
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html