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病気の基本不眠・睡眠障害

いびき・夜中に何度も目が覚める。不眠の背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れるとき

不眠というと寝つきの悪さを思い浮かべがちですが、睡眠時無呼吸症候群でも夜間の睡眠が浅くなり、中途覚醒や熟睡感の乏しさとして現れます。いびきや日中の強い眠気があるなら、単なる不眠として片づけない方が安全です。

公開日

2026年3月26日

更新日

2026年3月26日

読了目安

8

参考文献

4

この記事で分かること

睡眠時無呼吸症候群では、夜間に呼吸が止まり、深い睡眠がとれなくなるため不眠感が出ることがあります。
大きないびき、呼吸停止の指摘、日中の強い眠気は重要な手がかりです。
高血圧や糖尿病と重なりやすいため、長引く場合は検査につなげる価値があります。
01

睡眠時無呼吸症候群でも「眠れない」と感じる

日中の眠気だけでなく、不眠症状として出ることがあります。

e-ヘルスネットでは、閉塞性睡眠時無呼吸では睡眠中に呼吸が止まり、息苦しさや中途覚醒が起こるため睡眠の質が下がり、日中の眠気が出ると説明されています。日本睡眠学会も、特に軽中等症の睡眠時無呼吸では不眠症状を示すことが多いと案内しています。つまり、寝つきよりも「途中で何度も目が覚める」「寝た気がしない」といった不眠感の背景に、睡眠時無呼吸が隠れていることがあります。

  • 大きないびきがある
  • 睡眠中の無呼吸を家族に指摘される
  • 夜中に息苦しさや口渇で目が覚める
  • 十分寝たはずなのに日中も眠い
02

放置しない方がいい理由

眠気だけでなく生活習慣病や事故のリスクにもつながります。

e-ヘルスネットでは、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞、脳梗塞、生活習慣病、眠気による事故などにつながり、早めの治療が必要だと説明しています。不眠として睡眠薬だけに寄せる前に、いびきや無呼吸の有無を確認することが重要です。

  • 高血圧や糖尿病がある
  • 居眠り運転や会議中の眠気が目立つ
  • 起床時の頭痛やだるさが強い
  • 体重増加とともに悪化している

不眠だけを治療して終わりにしない

いびきや無呼吸の手がかりがあるなら、睡眠薬だけで済ませず、睡眠時無呼吸の評価も一緒に考える方が安全です。

03

どこで相談するか

まずは内科でもよいが、睡眠検査につながる導線を意識します。

受診先は内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、睡眠外来などが候補です。いびき、無呼吸の指摘、日中の眠気、体重変化を整理して受診すると話が進みやすくなります。高血圧や糖尿病がある人では特に睡眠時無呼吸の評価が実務的です。

  • いびきや無呼吸の指摘の有無
  • 夜中に目覚める回数
  • 日中の眠気の強さ
  • 高血圧、糖尿病、体重増加の有無

参考文献

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