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病気の基本更年期症状

更年期のめまい・ふらつき。更年期かもと思ったときの受診の考え方

更年期にはめまいやふらつきが起こることがありますが、ろれつの異常や片側のしびれ、歩けないほどのふらつきは別の病気の評価が必要です。更年期かも、と思っても危険サインは分けて考える必要があります。

公開日

2026年3月26日

更新日

2026年3月26日

読了目安

8

参考文献

4

この記事で分かること

更年期でめまいが起こることはありますが、神経症状や強い歩行障害を伴うなら受診を急ぎます。
脱水、貧血、耳の病気、薬の副作用でも似た症状が出るため、症状の出方を整理して相談するのが実務的です。
婦人科で更年期全体を相談しつつ、耳鼻咽喉科や内科が必要になることもあります。
01

更年期でもめまいは起こりうる

日本産婦人科医会の一般向け資料でも、めまいは更年期症状の一つに挙げられています。

更年期障害の一般向け資料では、ほてりや発汗だけでなく、めまい、頭痛、動悸、疲労感なども更年期にみられる症状として挙げられています。立ちくらみのようなふらつき、不安感と一緒にくるめまいなど、感じ方は人によってさまざまです。

  • 立ち上がるとふらつく
  • ふわふわする感じが続く
  • ほてりや動悸と一緒に起こる
  • 疲れや睡眠不足で悪化しやすい
02

更年期と決めつけず急ぎたいサイン

めまい以外の症状があるときは、更年期以外の病気を先に除外します。

歩けないほどのふらつき、ろれつが回らない、片側のしびれ、強い頭痛を伴う場合は、既存のめまい記事でも扱っているように救急判断を優先すべき場面です。また、耳鳴りや難聴が強い場合は耳鼻咽喉科の領域、貧血や動悸が強い場合は内科的な評価が必要になることがあります。

  • ろれつが回らない、片側のしびれがある
  • 歩けないほどふらつく
  • 激しい頭痛や胸痛を伴う
  • 耳鳴りや難聴が強い

ふらつきで転倒しそうなら早めに

更年期症状として説明できそうでも、転倒リスクが高いほどのめまいは受診を先延ばししない方が安全です。

03

受診前に整理しておくと役立つ情報

どういうめまいかを言葉にすると診察が進みやすくなります。

回る感じか、ふわふわする感じか、立つと悪化するか、月経不順やほてりを伴うか、動悸があるかを整理しておくと役立ちます。食事が取れているか、貧血の既往がないかも手がかりになります。

  • 回転感か、立ちくらみか、ふらつきか
  • いつ起こるか、どれくらい続くか
  • ほてり、動悸、月経の変化の有無
  • 耳鳴り、難聴、頭痛、しびれの有無

参考文献

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