何科に行く何科に行く

腹痛は何科に行く?内科・消化器内科・救急の見分け方

腹痛は内科から相談できる症状ですが、持続する強い痛み、血便、吐いて飲めない状態では、何科かより受診の急ぎ方を優先して考えるべきです。痛む場所、下痢や嘔吐の有無で受診先の候補が変わります。

公開日

2026年3月15日

更新日

2026年3月15日

読了目安

8

参考文献

3

この記事で分かること

迷ったら内科でよいですが、胃腸症状が続く場合は消化器内科も候補です。
強い局所痛、血便、吐いて水分が取れない場合は救急や早期受診を考えます。
痛む場所と、下痢・嘔吐・発熱の有無を整理しておくと受診先を選びやすくなります。
01

まずどの科を候補にするか

一般的な腹痛は内科から相談できます。

胃腸炎のように下痢や吐き気を伴う腹痛は、まず内科で相談しやすい症状です。繰り返す腹痛、胃もたれ、便通異常が長く続く場合は消化器内科も候補になります。一方で、急激に強くなる痛みや動けないほどの腹痛は、受診科選びより急ぎ方の判断が先です。

腹痛で内科、消化器内科、救急を考える基準を示した図
下痢や吐き気中心なら内科、経過が長い消化器症状なら消化器内科、強い局所痛なら救急寄りに考えます。
  • 急な腹痛や胃腸炎らしい症状: 内科
  • 慢性的な腹痛や便通異常: 消化器内科
  • 動けないほど強い痛み: 救急を検討
  • 夜間で判断に迷うときは #7119 を併用
02

科を選ぶより先に急ぎたいサイン

腹痛は追加症状で緊急度が大きく変わります。

持続する強い腹痛、血便、黒い便、吐いて水分が取れない、ぐったりする、発熱とともに急激に悪化する場合は、通常の外来受診より早い対応が必要になることがあります。痛みの場所が限局している場合も注意が必要です。

腹痛で受診を急ぐ血便、嘔吐、局所痛のサインをまとめた図
血便、黒い便、吐いて飲めない、片側に限局する強い痛みは、受診科選びより急ぎ方の判断が重要です。
  • 強い痛みで動けない
  • 血便、黒い便、吐血がある
  • 嘔吐が続き水分が保てない
  • 発熱や脱水を伴って悪化している

高齢者や子どもは早めに相談

腹痛の訴えがはっきりしなくても、食べない、反応が悪い、尿が減るといった変化があれば評価を前倒しした方が安全です。

03

受診前に整理しておきたいこと

腹痛は、場所と時間経過をメモすると伝わりやすくなります。

いつから痛いか、どこが痛いか、痛みが移動するか、下痢や嘔吐があるか、熱があるかをまとめておくと診察が進みやすくなります。最後に食べたものや、妊娠の可能性も背景情報として重要です。

  • 痛みの場所と始まった時間
  • 下痢、嘔吐、便の色の変化
  • 熱の有無と飲水量
  • 最後の食事、持病、妊娠の可能性

参考文献

Related Articles

あわせて読みたい記事

受診目安腹部症状の目安

腹痛・下痢・嘔吐。脱水と受診の目安をどう見るか

腹痛、下痢、嘔吐があるときに、脱水と危険サインを軸に受診目安を整理します。

腹痛、下痢、嘔吐は胃腸炎でもよく見られますが、重症化を左右するのは痛みの位置や強さだけでなく、水分が保てるか、血便や吐血がないか、意識が保てているかといった点です。特に乳幼児、高齢者、持病のある人では脱水を早く見つけることが大切です。
2026年3月15日 更新8分で読める
4件の参考文献
受診目安吐き気の目安

吐き気があるとき病院に行くべき?脱水と受診の目安を整理する

吐き気や嘔吐があるときに、脱水と腹痛・頭痛などの追加症状から受診の優先度を整理します。

吐き気だけなら一時的な胃腸症状のこともありますが、飲んでもすぐ吐く、強い腹痛がある、激しい頭痛を伴うなど、追加症状で急ぎ方は大きく変わります。吐き気の原因探しより、まず脱水と危険サインの有無を整理する方が実用的です。
2026年3月15日 更新7分で読める
3件の参考文献
医療アクセス医療アクセス

医療費が気になるときに、受診を先延ばしにしないための症状整理

医療費の不安があるときでも、危険サインを見落とさず、受診や相談の優先順位を整理するための使い方をまとめます。

医療費への不安が強いと、症状があっても受診を先延ばしにしやすくなります。だからこそ、無料で使える情報整理ツールや公的相談窓口を先に使い、急ぐべき症状かどうかを見極めることに意味があります。
2026年3月16日 更新6分で読める
5件の参考文献