この記事で分かること
脱水を先に見るのが基本
吐き気の原因が何であっても、水分が保てるかは共通の確認点です。
吐き気が続いても少量ずつ水分が入るなら自宅で見られる場面がありますが、飲んでもすぐ吐く、半日近くほとんど飲めない、尿が減る場合は脱水を優先して評価した方がよい状態です。子どもと高齢者では悪化が早いことがあります。
- 最後に水分が取れた時間
- 尿の回数や色
- 吐いた回数と間隔
- 発熱や下痢の有無
吐き気に追加されると注意したい症状
腹部、神経、循環の異常が混ざるときは急ぎ方が変わります。
吐き気に強い腹痛、血を吐く、黒い便、激しい頭痛、胸痛、意識の変化が加わる場合は、単なる胃の不調として扱わない方がよいです。特に突然始まった激しい頭痛や持続する局所的な腹痛は、早めの受診を考えるべき情報です。
- 強い腹痛やお腹の張りが続く
- 血を吐く、黒い便が出る
- 激しい頭痛やしびれを伴う
- ぼんやりする、立てないほどつらい
妊娠の可能性がある場合は情報を足す
吐き気の原因の切り分けが大きく変わるため、受診や相談時には妊娠の可能性も含めて伝えた方が安全です。
受診までに整理しておきたいこと
症状の頻度と追加症状をメモしておくと判断しやすくなります。
吐き気が始まった時刻、吐いた回数、最後に食べたもの、飲水量、腹痛や頭痛の有無をまとめておくと、内科や救急での問診が進みやすくなります。アプリの履歴コピーをそのまま使うのも有効です。
- 吐き気が始まった時刻
- 吐いた回数、食事と水分の最終摂取
- 腹痛、下痢、発熱、頭痛の有無
- 持病、服薬、妊娠の可能性
参考文献
全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate003.html
Nausea and vomiting
https://medlineplus.gov/nauseaandvomiting.html
Dehydration
https://medlineplus.gov/dehydration.html