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病気の基本大腸がん

お腹の張り・腹痛・吐き気・嘔吐が続く。大腸がんによる腸閉塞を疑うサイン

大腸がんが進行すると、腸の通り道が狭くなって腸閉塞を起こすことがあります。腹痛やおなかの張り、吐き気・嘔吐、便やガスが出にくい状態が重なるなら、単なる便秘として扱わず急ぎ方を上げるべき場面があります。

公開日

2026年3月27日

更新日

2026年3月27日

読了目安

8

参考文献

2

この記事で分かること

大腸がんでは進行により腸閉塞を起こすことがあります。
腹痛、腹部膨満、吐き気、嘔吐、便やガスが出ない状態は危険サインです。
この組み合わせはAI相談より先に医療機関や救急相談を優先した方が安全です。
01

腸閉塞では「便秘」より全身のつらさが前に出る

通じない感じだけでなく、腹部膨満や嘔吐が大きな手がかりです。

国立がん研究センター がん情報サービスでは、大腸がんが進行すると腸閉塞や穿孔を起こすことがあると説明しています。腸閉塞では便秘がひどいというより、おなかが強く張る、波のある腹痛が出る、吐き気や嘔吐がある、ガスが出ないといった形で現れることがあります。

  • おなかが張って苦しい
  • 差し込むような腹痛が続く
  • 吐き気や嘔吐がある
  • 便やガスが出にくい
02

通常の外来を待ちすぎない方がいい場面

食べられない、吐いてしまう、動けないほど痛いなら急ぎ方を上げます。

腸閉塞は脱水や腸管の障害につながるため、吐いて水分が取れない、腹痛が強い、歩くのもしんどいといった場合は通常の予約外来を待ちすぎない方が安全です。大腸がんが背景にあるかは受診後の検査で確認することですが、症状の組み合わせだけで急いでよい理由になります。

  • 水分が取れない、吐いてしまう
  • 腹痛が強く、休んでも改善しない
  • おなかの張りがどんどん強くなる
  • 便もガスも出ず、具合が悪い

この場面ではAIより受診を優先

腹痛、腹部膨満、嘔吐、排便停止がそろうときは、記事内で情報整理するより先に医療機関や救急相談へ進む方が安全です。

03

受診時に伝えると役立つこと

最後に便が出た時期、吐いた回数、水分摂取の可否が重要です。

受診時には、最後に便やガスが出たのがいつか、嘔吐が何回あるか、水分が取れているか、血便があるかを伝えると役立ちます。大腸がんの既往や便潜血陽性歴がある場合は、それも忘れずに共有した方が診断の助けになります。

  • 最後の排便・排ガスの時期
  • 嘔吐の回数と食事の可否
  • 血便や便通変化の有無
  • 便潜血陽性や大腸内視鏡歴の有無

参考文献

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