この記事で分かること
HbA1c が表しているもの
食後すぐの上下ではなく、一定期間の傾向を見るための数字です。
e-ヘルスネットでは、HbA1c を「過去1〜2カ月のコントロール状態を評価するうえで重要な指標」と説明しています。赤血球の中のヘモグロビンにブドウ糖が結びついた割合で、採血時の食事の影響を受けやすい血糖値より、平均的な状態を捉えやすいのが特徴です。

- 血糖値: その時点の数字
- HbA1c: 過去1〜2カ月の傾向
- 食後や空腹の影響を受けにくい
- 健診で見つかりやすい指標
血糖値との違い
1回の採血と期間の傾向は、役割が異なります。
血糖値は、空腹時か食後かで大きく変わります。一方で HbA1c は、日々の上下をならしたうえで、最近の平均的な血糖状態を見ます。そのため、健診では血糖値がそこまで高くなくても HbA1c が高めのことがあり、逆に一時的な血糖上昇では HbA1c がすぐには上がらないこともあります。
- 血糖値は食事や時間帯で変わりやすい
- HbA1c はすぐには変わらない
- 両方を見ると全体像が分かりやすい
- 健診結果は再検査や受診につなげて読む
数字の単独解釈をしない
HbA1c だけを見て安心・不安を決めるのではなく、血糖値、体重、家族歴、他の生活習慣病と一緒に考えるのが実務的です。
健診で高めと言われたら
再検査と生活改善の両方を早めに整理します。
健診で HbA1c が高めと言われたら、空腹時血糖や再検査の予定、糖尿病予備群にあたるのか、生活改善をどこから始めるかを確認する段階です。すでに高血圧や脂質異常症、肥満がある場合は、糖尿病単独ではなく生活習慣病全体として見直す必要があります。
- 前回の健診より上がっているか
- 空腹時血糖も高いか
- 再検査の時期はいつか
- 体重、腹囲、血圧も一緒に確認する
参考文献
ヘモグロビンA1c / HbA1c
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/metabolic/ym-066.html
糖尿病予備群といわれたら
https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/03.html
糖尿病ってなに?
https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/index.html