この記事で分かること
糖尿病予備群とは何か
健診で見つかりやすいのは、症状が出る前の段階です。
糖尿病情報センターでは、糖尿病予備群を「まだ糖尿病と診断されるほど血糖は高くないが、正常より高くなってきた状態」と説明しています。2型糖尿病では、血糖が何年もかけてゆっくり上がることが多く、健診で初めて気づく人も少なくありません。境界型の段階でも、体の中ではインスリンが効きにくい、出にくい変化が始まっているとされます。

- 空腹時血糖が高め
- HbA1cが高め
- 体重増加や腹囲増加がある
- 高血圧や脂質異常症も重なりやすい
放置すると何が起こりやすいか
症状がないからといって、安全とは限りません。
糖尿病予備群では、症状がないことが多いため、つい先送りしがちです。しかし糖尿病情報センターでは、予備群の段階から動脈硬化が進み、心臓や脳の血管の病気につながりやすくなることを説明しています。糖尿病の発症を防ぐことが、合併症を減らすうえで最も重要です。
- 糖尿病に進行しやすい
- 動脈硬化のリスクが上がる
- 高血圧や脂質異常症が重なると危険度が増す
- 体重が増え続けるほど改善しにくい
無症状でも再検査は必要
症状がないから問題ない、ではありません。再検査の時期や追加検査の要否を、健診結果を持って相談した方が安全です。
最初にやるべき生活改善
いきなり完璧を目指さず、体重と活動量から始める方が続きます。
糖尿病情報センターでは、食事は腹八分目、野菜を増やす、少しずつでも運動を始める、体重を5〜10%減らす、禁煙するといった生活改善を勧めています。全部を一度に変えるより、まずは食事量、間食、歩数、体重の4つを記録して、改善しやすいポイントから手を付ける方が実行しやすくなります。
- 間食と甘い飲み物の頻度を減らす
- 食事量を少し抑える
- 歩数や運動時間を増やす
- 体重を定期的に記録する